7月16日に、集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法案(以下、安保法案)が衆議院を通過した。
日本で戦争を可能にさせるための戦争法案(安保法案)に反対する人々にとって、法案の通過を参議院で食い止めるには、どうすれば良いか?
デモはいくらやっても効果がないというか、自民党にとっては痛くも痒くもないらしい。
テレビなどのマスコミでも、報道してくれないところも多い。
国民にアピールする目的でもあるデモが、じつは国民に届かないのだ。
では、もう絶望的なのだろうか。
「そんなことはありません。今からでも安保法案を覆(くつがえ)す方法はあります」
そう力強く語るのが、農林水産大臣秘書官の経歴を持つ政治評論家、池田和隆氏だ。
池田氏によると、「国会前で何千人、何万人の人が騒いでも結果は変わりません」という。
では、どうすれば良いのか?
「国会議員にとって、この世で最も重要なことは選挙に当選することです。」
「自分の地元で選挙に関する“名目”で集会があったら、それは気になってしょうがない。永田町の50万人デモよりSNSなどを使って地元の公園に自分を批判する50人が集まるほうがはるかに恐ろしいのです」
なるほど、個々の議員の地元でプレッシャーをかけることか。
池田氏の意見の詳細は下記に。
デモよりも落選運動を!
参院には、来年7月に改選を控えた議員が半分いる。
彼らを落選させる運動をすれば、痛くも痒くもないどころではなくなる。
議員生命の危機に瀕することになる。
弁護士の渡辺輝人氏は、参議院を通さないためには、デモよりも「落選運動」が効果的だという。
総務省は、落選運動は「選挙運動」にはあたらないという見解を示している。
個々の与党議員を狙い撃ちにして、「憲法違反をやってみろ。次の選挙で目は無いぞ」と脅しをかけるわけだ。
だが、この「脅し」は選挙法には一切抵触せず、合法的な活動となる。
詳細は下記に。wpb.shueisha.co.jp
- 作者: 矢部宏治,須田慎太郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/07/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 戦争をさせない1000人委員会
- 出版社/メーカー: 七つ森書館
- 発売日: 2015/07/21
- メディア: 新書
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 長谷部恭男
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2015/08/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る