南米のパラグアイとウルグアイで、続けて酷い事件が起きた。
パラグアイでは、義父にレイプされ、妊娠5カ月目を迎えたが、堕胎が認められないままでいる。
ウルグアイでは、学習障害のある11歳の少女がレイプされ妊娠した。
パラグアイの10歳少女
パラグアイで、義父にレイプされ、妊娠5カ月目になった10歳の少女の堕胎をめぐって、論争が起きている。
政府は「堕胎は認められない」としているが、アムネスティやNGO団体などは、中絶をさせるべきだと主張している。
現在、妊娠中の少女は施設で保護されている。
パラグアイはカトリック教徒が多く、母体に生命の危険がない限り、堕胎は認められないという。
義父が少女を強姦していたとして警察が捜査をしているが、義父は逃走を続けており、虐待を容認した疑いで母親が逮捕された。
政府は「少女の健康状態に問題はない」とする医師の診断に基づき、NGO側の要求を認めていない。
現在アムネスティでは、パラグアイの厚生大臣と司法長官に、少女の命を救うように要請する署名を求めていて、参加者数の目標が1500人のところ、現時点でまだその数に達していない。
私も署名したが、こちらのWeb上から署名を行える。
また、Facebookなどを通じて外国人に対してこの情報を伝えたい場合は、下記のアムネスティサイトに英語版の情報がある。
Paraguay: Raped 10-year-old must be allowed an abortion | Amnesty International
ウルグアイの知的障害がある11歳の少女
ウルグアイでは、軽度の知的障害と学習障害がある11歳の少女が強姦された。
加害者は、家族の家を頻繁に訪れていた、少女と片親の異なる姉妹の祖父(41)だった。
男は身柄を拘束されており、強姦罪で訴追されるようだ。
ウルグアイでは2013年に、妊娠12週までの中絶と、レイプによる妊娠の場合には14週までの中絶が合法化された。
少女は出産を望む意向を示しているというが、地元紙が掲載した医師らの報告によると、本人は妊娠と出産の意味を理解していないという。
南米のカトリック国では、堕胎は宗教的に許されない行為だろうが、上記2件のような特殊な事情がある場合には、なんとか特例として許されてほしいものだ。
また、このような家族や親戚による幼い少女の強姦事件がなくなってほしいものだと切に願うところだ。
もちろん、それ以外の強姦犯罪を軽く見て良い理由はなく、世界的に性犯罪に対する罪は軽すぎる傾向にあり、改善してほしいものだと思う。
そのためには、女性たち自身が声を上げなければならないだろう。
【強姦に対してどんな言い訳もなく誘いもあり得ない】

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