●追求三昧 by 百瀬直也● - 超常現象研究家・地震前兆研究家が何でも追求するブログ

超常現象研究家、地震前兆研究家、ライター、「探求三昧」ブロガーの百瀬直也が世に隠された事項を深く追求する第二のブログです。

国会前に10万人集まれば「破壊力」が生じる?~安保法案は廃案になるのか?

これから書くことは、あくまでも「IF」の世界だ。
だが、「IF」が世界を変えることもある。


8月30日(日)に、国会前で安保法案に反対するデモが予定されている。
今までのデモとは、異なる部分がある。
まず、その規模だ。
戦争法案廃案!安倍政権退陣!8・30国会10万人・全国100万人大行動』と題し、30日14時から国会議事堂周辺を練り歩く。
国会前に10万人を集め、全国各地でも同時多発的に100万人を結集しようというものだ。


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デモの詳細は、下記のサイトにある。
戦争法案廃案!安倍政権退陣!8・30国会10万人・全国100万人大行動 | 戦争させない・9条壊すな!総がかり行動


日刊ゲンダイの今日8/8付け記事『安倍官邸が怯える8月30日 「安保反対10万人デモ」の破壊力』では、この日に予定されるデモに関し、かなり重要なイベントであると捉えている。


日刊ゲンダイ|安倍官邸が怯える8月30日 「安保反対10万人デモ」の破壊力


今まで私は、安保法制反対のデモと聞いても「でも…」としか言えないような見解を持ち続けてきた。
いくらデモをやったところで、政府は痛くも痒くもないし、それで安保法案が参議院で可決されることを防ぐことはできないだろうと。
以下に、その記事から引用する。

もし、10万人が国会を包囲したら、憲法違反の「安保法案」は廃案になっておかしくない。


そう簡単に廃案になったら苦労しないわけで、その根拠は?
ちなみに私は、7/23の記事で、デモよりも落選運動をした方がずっと自民党に対するダメージは大きいと書いた。


tsuikyu.hatenablog.com

「安倍官邸はいまからピリピリしています。学生グループ『SEALDs』が毎週金曜日、国会周辺でデモを行っていますが、参加者は2万~3万人です。10万人が国会周辺に押し寄せたら、革命前夜のような雰囲気になりかねない。台風でもなんでもいいから、デモが中止になって欲しい、というのがホンネです」(官邸事情通)


たかが学生のデモが、本当にそこまで政府が嫌う対象となっているのだろうかという疑問は残る。

「もともと、自民党の参院議員は強行採決はやりたくない。彼らには、良識の府という自負心があります。なにより、1年後には参院選が控えている。選挙の時、野党から攻撃されるのは確実なだけに、世論に敏感になっている。10万人の大規模デモが行われたら、強行採決に二の足を踏むはずです」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)


本当にそうなってほしいものだ。
もちろん、本当に30日に国会前に10万人が集まればの話だが。

ポイントは、特別委員会の委員長が鴻池祥肇氏だということだ。
「鴻池さんは、思想信条は“右寄り”ですが、任侠というか、スジを通すタイプ。先日も、委員会で『参院は衆院の下部組織ではない』『官邸の下請けではない』と宣言している。たとえ安倍官邸が強行採決を命じても“まだ議論が尽くされていない”“国民は納得していない”と考えたら採決しないと思う。参院が採決しない場合、衆院が60日ルールを使って再可決するのは、現実問題、難しいでしょう。結果的に廃案になる可能性があります」(鈴木哲夫氏)


自民党にも、多少は骨のある人物がいるということだ。
まだ容易には信じがたいが、鴻池氏に現在の国民の世論がどうなっているのか、実態を知ってもらいたいものだ。


下記のデモ主催団体である「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」のチラシには、安部首相が追い詰められている漫画がある。
「武力で平和はつくれない」
自衛隊も誰もころさせない」
…などというプラカードが書かれている。


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自衛隊といえば、8/7のリテラに、「安保法制で自衛隊の退職者が続出! 2万人説も…安倍政権が進める経済的徴兵制で「貧乏人から戦場へ」という国に」と題した記事がある。


lite-ra.com


自衛隊での自殺率の高さ、いじめ、陰湿な退職妨害など精神的肉体的苦痛といったブラック企業の内部事情。
安倍政権になって「人を殺すための訓練」の開始、戦死を想定した“遺書”の強制。
このような”安保法案制定後”を想定した数々の動きも顕著化しているという。


こうした中で、11年度の自衛隊退職者は1万940人、14年度には1万2500人と、実に1500人以上も退職数が増えているという事実がある。
すでに退職希望者が続出しているが、現場には退職者を出さないように指令が下っているとか。


戦争で人を殺したくて自衛隊に入ったという人は少ないだろうから、当然の成り行きだろう。
別メディアでは、経済徴兵制という話も出ている。
今後の老人社会で人口ピラミッドが崩れていけば、兵隊に出す若者の数が足りず、たとえばイスラエルのように女性も兵役に駆り出されるという事態にならないとも限らない。
女性たちも、他人ごとではないかもしれないのだ。


国会前のデモでは、幼児が熱中症で死んだというデマまで飛び出した。
どこかのネトウヨが意図的に流したのだろうか。
たとえデマとしても、幼児をデモに連れて行くには、特に熱中症には気をつけてください。


【酷すぎ】渋谷で母親たちが安保法制反対デモ⇒推進派が「熱中症で子供が亡くなった」とデマ!保護者「娘は今現在元気に隣で寝ております」|真実を探すブログ


以上、いままでの自分の考えが多少変わってきたところがあることも含めて、記事にした次第です。
安保法案に賛成するにしても反対するにしても、これだけ世論が反対に傾斜している時点で、それを無視して強引に参議院を通すということになれば、それは「良心」の問題になってくる。
人として、どうなの?という話だ。
もっとも、政治家の方々は元から自分たちのポリシーを通すことが優先で、良心などどーでもいいのかもしれないが。


検証・安保法案 -- どこが憲法違反か

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高校生にも読んでほしい安全保障の授業

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週プレ No.32 8/10 号 [雑誌]

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