私が好きなある芸能人の女性がいて、とても美しい歌声の持ち主なのだが、今日はちょっとがっかりしたことがあった。
その女性は、あるきっかけでクリスチャンになったと以前に聞いていたのだが、その信仰している教団がかなりいかがわしいカルト教団だということがわかったのだ。
実はその女性とはネット上で一度やりとりしたことがあって、私の次回の著作に関係してくる人なので、その本に一筆書いてもらおうと連絡先を探していてわかったのだ。
そのキリスト教系のカルト教団は、ネット上で検索してみると、霊感商法まがいのこともやっているらしい。
人間的に非常に純粋そうな人で、自分で勝手にイメージをもっていたのだが、がっかりさせられてしまった。
まあ、本人もそういうイカガワシイ教団だということを知らないのならばかわいそうだが、どうも自ら積極的に同業者へ勧誘活動をやっているらしいのだ。
基本的に、信仰の自由というものは憲法でも保障されていて、どんな信仰をもっていても人にとやかく言われる筋合いのものではないだろう。
だが、それが他人に迷惑をかけたり危害を加えるようなものだと話は別だ。
オウム真理教しかり。
狂信というものは恐ろしいものだ。
宗教というのもは、自分たちが絶対正しいのだという思い込みが強いほど、他者に対して排他的になり、エスカレートすると反社会的行動が始まる。
宗教でなくても、スピリチュアルな領域でもそういう人たちがたくさんいるように思う。
特にニューエイジ系のことをやっている人に、自分が信じていることだけが絶対で、それに合わないものは排斥し攻撃するみたいな人がけっこう見られる。
チャクラでいうと、ムーラダーラとかスワディスターナとか、下の方にある動物的次元が強く出るようなチャクラがメインに動いているような人だ。
排他的な宗教というものは本当にタチが悪くて、世の中に平和と調和をもたらさなければならない宗教が、逆に世界の不調和を作り出してしまう結果になる。
だいたいキリスト教系の宗教は特にカルト性と結びつくと排他性が強くなる場合があるが、もともとキリスト教には押しの強さというか、自分たちの宗教が最高なんだという思いが強すぎると他の宗教はみんな邪道だとか、極端な方向へ走る場合も出てくるから要注意だ。
キリスト教は開祖であるイエスさま自身がアナハタチャクラがメインに動いているアナハタの人、愛の人だったのだが、押しの強さとか攻撃性というのはアナハタタイプの人のマイナスの性質でもある。
これから未来にかけて地球はだんだんと国家の独立性が薄れていき、世界共同体のようなものができていくのは歴史の必然だと思うが、そうなっていくと宗教も自ずと世界宗教のようなものが求められてくる。
ある特定の人種や地域だけで受け入れられるようなものではなく、地球人類全体が受け入れられるようなものでなくてはならない。
そういう方向へ向かってある種の人々は創造主によって動かされているのだろうが、その実現のためには現存するいろんな問題をクリアしていかなければならないだろう。
あ、カルト宗教の話だった。
オウムのこともいずれまとまった形で書かなければならないが、そうすると1冊の本ができてしまうか…。
いつかやらなければならないことかもしれない。
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